口からの感染症対策 その13
2016年04月04日(月)
その他
高齢者に代表的な病気に誤嚥性肺炎というものがあります。最近はとくに増加傾向にあるそうですが、この病気も口の中の細菌によって引き起こされる場合が多いのです。
高齢者や寝たきりの方は、唾をのみ込むときに起こる嚥下反射の反応が弱くなっています。
この嚥下反射によって今まで唾液の中の細菌は肺まで誤って到達できずにいましたが、反射が悪くなることで細菌が肺に流れて誤嚥性肺炎を引き起こすのです。
現在の肺炎球菌の肺炎を予防するワクチンも、口の中の細菌とは違うため、この誤嚥性肺炎を予防するには口の中を清潔に保つことが一番重要であると考えられています。
